というわけで、月夜は正味、あとおまけの2回で終了かなと思うのですが、先に一部解説というか言い訳というか。 この「月夜」は、「花嫁」に付随するオマケです。にしちゃぁずいぶん長いことかかって大量に描いていたじゃねぇかと。そうなんですけどね。でも、私の考える「ギースの人生(←ごたいそうな)」の中では、所謂どうでもいい、在っても無くても構わないものです。 月夜全編とおして、言ってる内容は殆んど花嫁で言い尽くされているかと思いますし、一部ワザとらしく重複もしています。 要は、この月夜は私の中の「ハワディスト」ではなく「ギービリラー」の部分のために書いているものなんです。 最近、彼らの関係のメインにあるのは、「期待を裏切らない」ことなのかなと思うようになりました。ビリーの素質に期待したギースと、ギースのチカラに期待したビリー。最初の期待が「ある程度」の達成状況なら、「あぁ、この程度かな」で済んだものを、期待が裏切られなかったどころか、予想以上に見返りをもたらした。それらが形や方向性を変えて、次の期待を生む。 そんな中で、花嫁でも時折見せていた「"中途半端に"引く・拒む・隠す・様子を伺う」なんていう態度は、イライラの元になり、ひいては疑心に繋がっていく。やるんならやる、やらないならやならない。あんた自身はどうなんだと、欲しいのか欲しくないのかはっきりしろと。どっちでも、言い切ったんなら、"それがどんなことであれ"俺はそれに従うぞと。全力でその意志を実現させるぞと。 花嫁の後には、所謂「餓狼伝説」「餓狼伝説2」のオフィシャルストーリーが待ち構えていて、作家としてもキャラクターとしても、心の準備、土台作りをしておきたかったので、くどくはなりますがご容赦いただけると幸いです。(だから餓狼伝説前にラブラブだったって言えば以下略)